JXXTさん>ネタバレを含んでしまっているので、一応隠しておきます。あ、『逆境ナイン』での堀北さんも可愛かったですよね!。おばあちゃんになっても、制服を着ていたのには笑いました。
CGやロボットに関してはもう文句なしです。本当は VFX と呼ぶべき技術なんでしょうか。脚本とか矛盾とか、そういうのは忘れてあげましょう(笑)。多分、描写する事柄を欲張りすぎて、てんやわんやになってしまったんですよ。多部未華子(ジュン役)さんの歯並びは、僕は気になりませんでしたね。それよりも、ラストで多部さんが着ていた制服が「なんのゲームのコスプレですか?」みたいな感じだったのが気になりました。
あと、けがれた云々は、
- ジュンの女性らしい体を見せ、スケベ男HINOKIOがそれに反応している
- ジュンのセリフ「この体が嫌い」「おばさんに『汚れている』と言われた」
- 焼き捨てた週刊誌に“ハレンチ”という言葉があった。
- 「ジュンは父親が死んでから親戚と色々あった」と、江里子(堀北真希さん)が言っている
- 新しいお父さんになる人に、拒否感を感じた
などから、
『父親が亡くなって、そのあと預けられた親戚のおじさんに“そういうこと”をされ、それがおばさんにバレた』
っていうことなんでしょう。ここまでまとめると、ありがちな話になりますね。なんでこんな設定をこの映画で持ち出す必要があるのかは理解できませんが。
ジュンを男の子と勘違いさせるような描写をしたのは、おそらく意識的でしょう。多分、「過去の出来事への拒否感から男っぽく振る舞うようになった女の子が、初恋に目覚めて女の子っぽくなる」ってことを描写したかったんじゃないですか?。この部分だけ見れば、やはりありがちな話ですよね。ジュンに惚れている女の子スミレ(小林涼子さん)の役回りも、ジュンが男の子として振る舞っていることを強調するためでしょう。多部さんのインタビュー等を読む限り、登場人物の設定はあらかじめ決まっていたようですし。