『年々増える日本国籍を持たない生活保護を受ける人たち。』という記事を読みました。この記事には、以下のような記述がありました。
確かに、日本の国籍を有しない生活保護を受けている人
は年々増えているのですが、じゃあ「『日本の国籍を有している生活保護を受けている人』はどうなんだろう？」と思い、厚生労働省の、生活保護のデータがあるページを見て、自分で計算してみました。すると、意外なことが分かりました。結論から先に言えば、「生活保護を受けている人のなかで、日本の国籍を有しない人の割合は、ほとんど変わっていない」というものでした。下のそのグラフを見せます。赤線が『日本の国籍を有しない生活保護を受けている人』の各年度の人数*1、緑線が『生活保護を受けている人の総数』に対する、『日本の国籍を有しない生活保護を受けている人』の割合です。ご覧の通り、確かに『日本の国籍を有しない生活保護を受けている人』の人数は増えていますが、それは日本人も同じ事です。それが証拠に、両者の比率は3%ちょっとで、増加の傾向が見られないことからも分かります。つまり、「外国人が日本国民の税金を(ry」なんてことは必ずしも言えないでしょう。本気で調べ始めたら、日本人と外国人の所得分布とかも調べなければならないでしょう。
反省の弁
実は、最初、はてなブックマークのコメントには、3%ではなく、33%と書いていました。これは、元データを誤解していたからです。id:rnaさんのコメントで気付きました。ありがとうございます。全く恥ずかしいことです。33%なんて比率はあり得ないことぐらい分からなければなりません。謹んでお詫びいたします。
*1:一ヶ月平均
