MWAVEのずらずららblog

女優やグラビア系などのアイドルが好きな、半端に映画好きです。カメラとかも好きだったり。基本ものぐさです

藤本七海、広末涼子 & 黒川芽以 @ 子猫の涙

1月26日にチネチッタ川崎で映画『子猫の涙』を見ました。藤本七海さんと広末涼子さんと黒川芽以さんカワイイ!
端から見たらろくでもない人生を歩んでいる、日本ボクシング史上(現時点で)最後の五輪メダリスト・森岡栄治とその娘の物語。主人公は森岡栄治を演じる武田真治さんなのですが、実際には藤本七海さんが演じるストーリーテラー役の娘が実質的に主役である印象。(劇中の)森岡栄治ははっきり言ってろくでもない人生を歩んでいるし、家族も散々なのですが、それでも憎めない話として、ともすれば微笑ましい話として見られます。さりとて単純なお涙頂戴ものになっていないところも好印象。武田さんの演技はとてもカッコイイのになぜかコントを演じているように見えて(「めちゃイケ」の色眼鏡でしょうか)、それが森岡を「憎めない男」としてより強く色づけしているように思います。事実上の主人公である娘を演じる藤本七海さんは100点満点。この映画の立役者ですね。
広末涼子さんも良かったです。どうしても昔の「スーパーアイドル」のイメージが強く持たれがちですが、本来は“ドブネコ”のようにブチギレた演技が似合います。広末ファンは必見。原作である舞台『路地裏の優しい猫』では主演を演じる黒川芽以さんも登場。もうじき舞台も再演するので、それも興味のある方は是非。
少し気になったのが、ストーリーや映像が説明口調な印象であったこと。いわば森岡栄治の伝記なためか、エピソードを逐次説明されているような感じでしたね。特に前半は気になりました。それでも、キャスト一人一人がとても魅力的な映画です。お薦めです。
そうそう、主題歌であるRie fu の『HOME』がめっちゃいい曲です。

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