MWAVEのずらずららblog

女優やグラビア系などのアイドルが好きな、半端に映画好きです。カメラとかも好きだったり。基本ものぐさです

冨樫真 @ 凍える鏡

渋谷のシネマ・アンジェリカで映画『凍える鏡』を見ました。冨樫真さんキレイ!
もともとはあまり興味のなかった映画なのですが、どうも評判が良いらしいので見に行きました。そしたら大当たり。超おすすめ。僕だってアイドルが出演している映画ばかり見ているわけではないですよ!。いや、冨樫真さんはキレイでしたけどね。
で、映画ですが、主演の田中圭さん以外の出演者は序盤、総じて折り目正しい演技をしていましたね。とても真面目な感じ。後半になるとその折り目正しさが少しゆるんで、それとともに登場人物達が活き活きしていくように感じました。
田中さん演じる主人公を冨樫さん演じる精神科医が“治療”していくところは、はっきり言って気味悪くて、猛犬の牙を抜くかわりに歯神経をむき出しにしたあげく、なんか本来の心を歪めているよう感じ。「なんかテレビドラマでよく見る、真面目な内容のトラウマものっぽいなぁ、でもこれそのうち決壊するんだろうなぁ」なんて思っていたら、やはり決壊。ここからはこの映画の面白さそのものも一気に吹き出してきます。牙を抜かれて神経がむき出しになってしまった元・猛犬のナイーブな主人公、傍目からは完璧超人にしか見えない童話作家(母)、スゲー身勝手な様にも見える精神科医(娘)の三者三様が凄い。主人公と童話作家のやりとり、そして精神科医の行動は鳥肌が立ちます。トラウマがどうこうっていうのでなんとなく見ないでいる人がいらっしゃるのでしたら、是非おすすめ。