新宿バルト9で映画『潜水服は蝶の夢を見る』を見ました。
もともと見るつもりはなかったのですが、『まどぎわ通信(id:madogiwa2)』の感想を拝見して見ることに決めました。で、見た感想ですが、超!おすすめ。これは見るべきです! 映画のあらすじとか宣伝文句とかが「主人公が病気で左眼のまぶたしか動かない身体で家族が云々で...で感動しました。号泣です」みたいな感じですが、この映画で号泣することはないような。そうじゃなくて、なんと書いたらよいのか...心にグッと来るというか考えてしまうというか...ま、僕の下手くそな文章よりも『まどぎわ通信(id:madogiwa2)』をお薦めします。
主人公の視界・視線を再現した表現がとても面白かったです。あとは、眼球のまぶたの動きですね。眼球とまぶたを集中してみると、グロテスクにも見えるし、主人公の内面を内臓ごと見せているようにも感じられました。
あとは、あちこちでも触れられているでしょうが、主人公が美人のネーチャンの胸元やら太ももやらスカートの中やらをジロジロ見ているのが笑えました。男って馬鹿だなぁと思いつつ、超人ではあるけど聖人ではない感じが好印象でした。まぁ、目の前で美人が口を開けて舌の動きを見せるなんてことをされたら、そりゃ拷問だよな。
- 作者: ジャン=ドミニックボービー,河野万里子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/03/05
- メディア: 単行本
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おまけ
この映画のフランス語オリジナルタイトルは『Scaphandre et le papillon』。直訳すると『潜水服と蝶』ですね。『潜水服は蝶の夢を見る』は邦題。良いタイトルだと思います。