渋谷シネアミューズで映画『memo』とトークショーを見ました。韓英恵さんカワイイ!
映画
最初、主人公(韓英恵さん)以外はひたすらボケまくっていて「こうやって主人公を際だたせているのだな」と思って笑いながら見ていました。ですが、話が進んで行くにつれ、不条理劇さながら、凄い映画になっていきました。これはすごい。とてもソフトで取っつきやすいけど、実は猛毒な映画。ボケと不条理と毒が入り交じってます。超おすすめ。今年見た邦画ではトップクラスです!。
韓英恵さん演じる主人公は「メモをとる=文字を書かずにはいられない」という強迫性障害。メモをとりたくなると、他のことがなにもできなくなり、どんな手段を使ってでもメモを書く。そのためには自分の身体を傷つけることも、いとわない。それがとても痛々しい。監督でもある佐藤二朗さんが演じる叔父と主人公とのやり取りが特に面白くて猛毒。
細かいところで、主人公がメモをとるときに使うペンにキーホルダーがついていて、書く時にカチカチ耳障りな音を立てるんですよ。それが主人公のせっぱ詰まっている感じを表しているんでしょうね。あとはイジメの対象になってしまう矢部裕貴子さんが良かった。矢部さん演じる人物はかなりミソなので要注目。
あ、韓さんが寝るときに、可愛らしいパジャマと大きなミッフィーのぬいぐるみを抱いていて、それがとても可愛く感じたのは秘密...じゃなくても良いか。韓さんみたいなタイプがカワイイ格好をしているのが真の萌えですよね、って何を言っているんだ僕は。最後はそこかよ(アイドルマニアなので)