渋谷シアターTSUTAYAで映画『やさしい旋律』と舞台挨拶を見てきました。柳沢ななさんカワイイ!
映画
電子配信され、その後スターツ出版から書籍として発売されたベストセラーの映像化だそうです。という出自から見当がつくように、内容はかなりアレです。登場人物が社会人なので、DVだのレイプだのドラッグだの妊娠だのは出てきませんが、その代わりに登場人物みんな自分勝手に不幸になっていきます。主人公の元彼とか、言動が破綻しているし。その上、意味ありげなフリとかモノとか、ほとんどどうでも良くなるor無視されます。「こういう場面を描きたい」から、その度にパッチワークのごとくエピソードやモノや設定を放り込んでいるとしか思えない。まぁ、一種の不条理劇ですよ。
また、登場人物の背景とか思い出を「夢を見ている」とか「思い出している」などと称して、総て回想映像で見せています。これが強烈にウザイ。セリフで全部説明するのもウザイけど、回想映像がこんなにウザいことになるとは思いませんでした。まぁ後半はまだなんとか見られるようにはなっていましたが。
柳沢さんはさすがの安定感でしたね。松田さんはセリフに無理があるのか、たまに棒読みになっていました。てか松田さん演じる男、薄っぺらすぎるだろ。立花彩野さんと石原あつ美さんはチョイ役でした。
あと、この映画で一番盛り上がっていたのが、鳥井みゆきさんの登場シーンってのはどうなんでしょうか?