MWAVEのずらずららblog

女優やグラビア系などのアイドルが好きな、半端に映画好きです。カメラとかも好きだったり。基本ものぐさです

小西真奈美 @ のんちゃんのり弁

シネマ・ジャック&ベティで映画『のんちゃんのり弁』を見ました。小西真奈美さんカワイイ!
人情モノではありますが、一ひねりしてある曲者な作品。この手の作品にありがちなお約束とかサービスカット的なものが出てきそうで出てきません。なんてったって、主人公が弁当屋を開く話なのに、いつまで経っても料理の修業を始めないってのが凄い。なので、劇中であまり料理がでてこないんですよね。解説まで入るのは凝ったのり弁くらいかな。料理映画にしなかったってのはなかなか凄いと思う。『南極料理人』とか『かもめ食堂』みたくしてしまっても良かったはず。でも、下町人情モノっていうのともまた違うんですよね。どこかのインタビューで監督が「説教をする映画」などとおっしゃっていましたが、正にその通り。子供な主人公を師匠が説教していきます。ただ、説教臭いかというとそんなことはなかったですね。これは、説教されつつも飄々と受け流し、たまには言い返すダメ夫(岡田義徳さん)が効いているんでしょう。あと、子供な主人公の、かっこつけたセリフが「うわ世間知らずな奥さんだ」と観客に分かってしまうし、劇中でもちゃんとツッコミが入るのが良かった。
小西真奈美さんが、子供な大人を熱演。乱闘シーンは見物です。夫をグーで殴るってのが良かった。相変わらずの黒目でカワイイ。山口紗弥加さんの歳喰ったギャルだけど仕事はちゃんとする保育士さんも良かった。保育士さんが大荷物を持って登場するシーンは、ラスト近くの主人公の姿と合わせて「仕事」「責任」を表しているんでしょうか。そして説教の権化役?の岸辺一徳さんはさすがの迫力。
エンドロールで所々に“ムービーアイ”の記載が。これは切ない。