MWAVEのずらずららblog

女優やグラビア系などのアイドルが好きな、半端に映画好きです。カメラとかも好きだったり。基本ものぐさです

ペ・ドゥナ @ 空気人形

チネチッタ川崎で映画『空気人形』を見ました。ペ・ドゥナさんカワイイ!
凄い映画でした。傑作なのかどうかよく分かりませんが、凄い映画であるのは間違いないです。ペ・ドゥナさんの演技、特に表情が素晴らしい。前半は本当に人形が動いているのかと錯覚するぐらい。メイド服姿や歩き方の可愛らしさも良かった。なぜかミニスカートばかりで常におみ足が拝めたし、ヌードもキレイというかエロかったし。ほとんどペ・ドゥナさんのPVかと思うぐらい。
ただ、世界観がまさにペ・ドゥナさんを中心にキレイに回っていて、ちょっと退屈かなぁ...なんて思っていたらラストの毒々しさに仰天。最後はペ・ドゥナさんの目が忘れられません。見終わった後もずっと衝撃でぼんやりとしていました。
途中、板尾創路さん演じる持ち主とペ・ドゥナさん演じる人形とのケンカシーンは(そういうシーンではないのかも知れませんが)「確かに面倒くさいわ、この人」と苦笑。とはいえ、人形が言っている文句自体は人間のそれと全く同じなんですよね。
星野真里さんが過食症?の役で出演。こういう生々しい役が似合いますね。

小西真奈美 @ のんちゃんのり弁

シネマ・ジャック&ベティで映画『のんちゃんのり弁』を見ました。小西真奈美さんカワイイ!
人情モノではありますが、一ひねりしてある曲者な作品。この手の作品にありがちなお約束とかサービスカット的なものが出てきそうで出てきません。なんてったって、主人公が弁当屋を開く話なのに、いつまで経っても料理の修業を始めないってのが凄い。なので、劇中であまり料理がでてこないんですよね。解説まで入るのは凝ったのり弁くらいかな。料理映画にしなかったってのはなかなか凄いと思う。『南極料理人』とか『かもめ食堂』みたくしてしまっても良かったはず。でも、下町人情モノっていうのともまた違うんですよね。どこかのインタビューで監督が「説教をする映画」などとおっしゃっていましたが、正にその通り。子供な主人公を師匠が説教していきます。ただ、説教臭いかというとそんなことはなかったですね。これは、説教されつつも飄々と受け流し、たまには言い返すダメ夫(岡田義徳さん)が効いているんでしょう。あと、子供な主人公の、かっこつけたセリフが「うわ世間知らずな奥さんだ」と観客に分かってしまうし、劇中でもちゃんとツッコミが入るのが良かった。
小西真奈美さんが、子供な大人を熱演。乱闘シーンは見物です。夫をグーで殴るってのが良かった。相変わらずの黒目でカワイイ。山口紗弥加さんの歳喰ったギャルだけど仕事はちゃんとする保育士さんも良かった。保育士さんが大荷物を持って登場するシーンは、ラスト近くの主人公の姿と合わせて「仕事」「責任」を表しているんでしょうか。そして説教の権化役?の岸辺一徳さんはさすがの迫力。
エンドロールで所々に“ムービーアイ”の記載が。これは切ない。