チネチッタ川崎で映画『レスラー』を見ました。
実は昔は少しプロレスファンだったこともありまして、プロレスネタの知識は多少持ってます。前半はミッキー・ローク演じる主人公プロレスラーの日常風景。イントロダクションというかプロローグだと思っていたのですが、前半はほぼ丸々日常風景でした。なのでほぼミッキー・ロークの一人舞台。かつてのスーパースターが、うらぶれたインディー団体にリングを移しても、腐るでもなくむしろレジェンドとして尊敬を集め、またそれに答えるだけのファイトを見せる。カッコイイというのとはまた違いますが、男の生き方だなと。
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Koch Records
- 発売日: 2009/02/24
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そんなドキュメンタリータッチが、後半になると男の切ない話に転調します。これがまた切ない。ネタバレになるのでこれ以上詳細には書けませんが、不器用な男の生き様ですね。良く考えると、ストリッパー(マリサ・トメイ)が結構ヒドイような気もしますが、まぁ正しい行動ではあるんだよな。軽率というか不器用な男の扱い方がアレというか、悪くはないんだよな。よくよく考えると立場は主人公より辛いのか。ともかく結構オススメ。
印象に残ったのが、主人公の後ろ姿を追うカットが多かったこと。格好良さ・みっとなさを見せる男の生き様というところでしょうか。
あと、リングが少し狭かった気がしたのですが、会場が狭いことが多いからかな。