映画『さよならドビュッシー』を見ました。橋本愛さんと相楽樹さんカワイイ!
ミステリーってことですが、いわゆるトリックというか謎みたいなのは、“すぐわかる”か“ポカーン”か“後出しじゃんけんすぎるだろ、てか雑”で終わってしまいます。原作は読んでいませんが、文章だとともかく映像だと辛いのかも、ミステリー部分は。その分、後半のモヤモヤ感というか「いやいやいや、まだままなんか怪しいぞ、あの人とかあの人とか、あと思わせぶりなアレとか」みたいなのは良かったですね。怪しい雰囲気というのが出ていて、あれは映画らしい表現なのかなと。ピアノや橋本愛さんのビジュアル、中盤の青春もの的な展開など、ミステリーとして弱いのを青春物として上手いこと成立させ、後半はモヤモヤ感でちゃんとミステリーしていたのかなと。てか、ミステリー部分を完全に消去してしまっても良かったような。ってじゃあ、『さよならドビュッシー』じゃなくなるか。
ビジュアルPHOTOストーリー さよならドビュッシー 橋本愛
- 作者: 橋本愛,岡本武志
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
とはいえ、重要なのは橋本愛さんですよ! 美しいしカワイイし。途中、声が潰れていたようだったのは、火傷で呼吸器がやられていたって表現なんですよね。あれがなんか心に響きました。てか、初めから“謎”が分かっている状態の方が、中盤の、もがきながらも幸せそうにピアノに向かっていく光景が美しく見えるような気もします。橋本さんの“美少女”を前面に押し出しながらも、泣き叫ぶシーンなど幅を持たせているのも好印象。相楽樹さんも可愛かったです。あと、ピアニスト役のピアニスト・清塚信也さんの雰囲気も良かった。
なんか描写が変だなあと思ったら、もともとはこのピアニストが探偵役のシリーズ物なんですね。とはいえ続編が作られるとも思えないし、あのあたりの描写はバッサリ切っちゃっても良かったような気もするんですよね。まぁ、ラストを原作から改変して、甘いというか救いのある描写にしているらしいのは良かった。じゃなきゃ可哀相すぎるものな。