天皇陛下がおっしゃったことはまさに正論。米長邦雄さんや石原慎太郎さんがまともなコメントができないぐらいですから。米長さんはかなりのショックを受けているようですが、それは
「私は日本のため（天皇陛下のため）に一生懸命やっているのに・・・」
っていう気持ちがあるからではないでしょうか？。それと国旗・国歌や愛国心をごっちゃにされてちゃ困ります。
「こんなにあなたのことを愛しているのに、『もう勘弁してくれ』なんてヒドい！」
って言っているストーカーと同じじゃないか。
しかし、天皇陛下はすごいですね。おそらく、米長さんのことをご存じで、その上でのご発言だったのでしょう。きっと、新聞やテレビなどでちゃんと国内問題も調べておられるのでしょうね。おそらく、
「『自然と日本を敬い、愛する気持ちを育むこと』が大事なのであって、それを政治問題化したりするのは間違っている。あなたの気持ちを満たすためだけに国旗・国歌を利用するのはやめてくれ」
っていう意味ぐらいでの発言でしょうけど。もし仮に天皇陛下が米長さんに感謝でもされていたら、それこそ大問題になっていたでしょう。
そもそも、国旗・国歌も靖国神社と同じく、“右派vs左派の論争のネタ”になってしまっていますよね。どちらも、そういうんじゃないと思います。『思想・信条の自由』で良いのに。これはきっと、“世界で最も長い間、政争に巻き込まれ続けた一族の長”であり、“最高のネタ”にさせられ続けた天皇陛下が最もそうお考えだと思います。
今の教育は確かに問題点が多いですが、人間っていうのは意外と黙っていても国を愛するようになりますよ。それに、「俺の国ってダメな国だ」って堂々と言える国って、実は日本ぐらいなんじゃないですか？。それって素晴らしいことだと思うのですが。アメリカや中国・韓国みたいに、なんの根拠もなく自分の国だけを愛しているのに比べれば、ずっといいはず。それが証拠に、「日本が嫌いだから他の国に行きます」って人、滅多にいないでしょ？。なんだかんだ言って、日本人は日本を愛しているんですよ。
というか、今までは皇太子様だけがかっこいいと思っていましたが、なかなかどうして天皇陛下もかっこいいじゃないですか。
