ここで、モータースポーツ、特にF1の話を。もともとF1は、スポンサーといえるものは存在せず、自動車メーカー(ワークスチーム)として活動するか、お金持ちにパトロンになってもらうか、あるいは持ち出しでお金を補っていました。つまり、自費でやるかパトロンに払ってもらうかだったのです。パトロンなので、特にそれに対してチーム側が何かをする訳ではなく、まさにお金をもらうだけ。なにしろ、そのころは、マシンのカラーリングも、そのチームの国籍によって決められて、スポンサーの名前を載せるというのはほとんどありませんでした。ちなみに、国籍別のカラーリングはナショナルカラーといわれています。サッカーのナショナルチームのユニフォームとはまた違った色づかいのでしょうか。イタリアは青いユニフォームでしたっけ?。
その後、ロータスがゴールドリーフタバコに、マシンのカラーリングと引き替えに資金提供をしてもらってから、いわゆるスポンサーというのが成立しました。