MWAVEのずらずららblog

女優やグラビア系などのアイドルが好きな、半端に映画好きです。カメラとかも好きだったり。基本ものぐさです

大塚ちひろ @ ぼくはうみがみたくなりました

東京都写真美術館で映画『ぼくはうみがみたくなりました』を見ました。大塚ちひろさんと松嶋初音さんカワイイ!
自閉症がテーマの作品ということなので、正直言いますと「お説教&感動の涙」な作品だと思ってまして、大塚ちひろさんをスクリーンで見たくて見に行きました。がですね、これが違いました。自閉症の啓蒙と変な女の子と老夫婦のアナーキーなロードムービーでした。
一応、主役は自閉症の青年(伊藤祐貴さん)ではなく大塚ちひろさん演じる健常者の女の子。とはこの子がくせ者で、不思議ちゃんというか何を考えているのかイマイチよく分からない。多分、心にキズが...みたいなことを示したかったんでしょうけど。いきなり目の前に表れた青年をぼんやりとナンパ?してドライブを始めてします。この時点ではどうしようかと思ったのですが、ここからはなかなか楽しめました。2人のやり取り?も面白いし、家族の話も興味深いです。途中、女の子のケッタイな描写に苦笑しつつも、このまま良い感じで終わるのかと思いきや、クライマックスでは青年がまるでカロンかと思える驚愕のアナーキー映像が!

ぼくはうみがみたくなりました

ぼくはうみがみたくなりました


やや説教臭いところもありますが、自閉症の青年を演じる伊藤さんの素晴らしさや、自閉症の描写のリアルさ、そして障害者ものにありがちな「感動の涙」的なもののなさが一見の価値がありますよ。まぁあとアナーキーだし。
そうそう、松嶋初音さんも出演しています。カワイイ! あと、劇中で映画『ウイニング・パス』が流れます。実は松山ケンイチさんの初主演映画。